精神科病棟に入院してみた

同じ病気を抱える方やママの心に刺さる内容を発信します

ここは閉鎖病棟の保護室

目が覚めると木目調の天井があった

看護師らしき人から目が覚めましたか?と言われ

母乳で胸が張っていたためアイスノンを手渡された

なぜか知らないけど私はまた入院したらしい

父親と母親に面会したいと言ったけどダメだった

とりあえず朝食を口にした

回診の医者には現実ハイとサンキューのコールアンドレスポンスを求めた

(何人かコールアンドレスポンスに答えてくれた)

しかし医師が通常の意思疎通ができないと判断され部屋を

移動することになった

1月25日

※他の患者との人間関係を著しく損なうおそれがある等、その言動が患者の

病状の経過や予後に悪く影響する状態

 

私はてっきり大部屋に移されるのかと思い、人見知りな性格なんで大部屋とか苦手なんですよねなんて看護師に話していた

看護師さんはそんなことないですよさあ移りましょうねなんていって

まんまと部屋を移されてしまった

 

部屋に入った瞬間に騙されたことに気づいた

大きな声とかもう出さないから部屋を変えてといっても遅かった

内装は刑務所

ふたなしのトイレと簡易ベッドしかない殺風景な部屋

持ち込みは施設案内の紙と搾乳機とナプキンだけが許されました

出して出してと言っても許されず

防音使用の部屋なのに他の部屋の歌声や怒鳴り声が聞こえて怖かった

なにより怖いのはベッドに身体拘束用のベルトがついていて

いつでもお前を縛れるんだぞと言われているようだった

ひとしきり大声を出したあともう部屋変更は無理だと諦めた

そしてなぜ自分は入院しているのか医者に聞くことを目的にしました

 

回診のときに医者に聞くとあなたはこころの病気ですと言われた

(医者が婦人科医なのか精神科医なのかすらわかっていなかった)

まずはここの部屋から出る時間を増やすことを目的にしましょう

主治医の私が見ていなくても他の医師や看護師があなたの様子を監視

していることをお忘れなく

 

そこからはもう部屋で寝るかこころの声をちゃんと聞くかご飯を食べるかの選択肢しかなかった

 

こころの声を聴くときはマタニティの入院でなにがつらかったんだろう

あのときどうすればよかったんだろうと考えた

いくら考えても病院には怒りしか感じず、その怒りをよく精神科医にぶつけていました

この病院の婦人科医は精神がおかしくなっても気が付いてくれなかった

私はずっとつらかったと

またここの内装があまりにも刑務所に似ている(ドラマなどで見るような)ので

私は本当に人を殺めていないか心配になり、よく看護師に確認をした

(人殺してないよね?って)

 

そして保護室で5日ほどたったときに医者に何に恐怖を感じていますかと聞かれたときに

入院が怖いのに今入院をさせられていることが怖い

そう回答できたときに医師に隔離解除と言われ

一時間の自由時間が与えられました(本当に刑務所)

そして忘れもしないユキちゃんとの出会いが待っていました

 

あとがき

やっとユキちゃんとの出会いの前まで書けました

長かったこれからはのびのびと書ける

今は思い出しながら書いているのですが、今後当時の日記の原文をそのまま書いていきたいと思います