牢屋の中
1月31日
まるで牢屋にいる気分だった
何も自由がない
すべてやることに医師の許可がいる
ただ私は窓から見える緑を眺めることしかできなかった
ふと自分が救急搬送された前日の様子を思い出してみた
夫がうつ病の本を読んでいて驚いた(ちなみにうつ病ではなかった)
夫と喧嘩をして行けと言われたのを出ていけと言われたと思い
家を飛び出した
人と目を合わせないほうが落ち着く
正直なことしか言えない
逆に人が嘘(建前)を言っているかどうか見抜けるようになった
マタニティの入院で頑張りすぎた?
テレビやネットが怖い 興味がない
今までの自分ではないような感覚だけはあり、別人になってしまったのか
何なのか分からなくなった
そして医師の診察で病院が怖いというと
なんで怖いんですか?と聞かれた
私はマタニティの入院でとても嫌な思いをしたからこの病院が嫌いだし、
出られないことがつらい。
入院自体やめてください
そう答えられたときに、やっと部屋の移動が許された。
保護室という牢屋から出て、初日の個室に戻ることができた
私の入院生活は病気を少しずつ受け入れることで自分の人生を見つめ直していた
そのお手伝いをしてくれたのがユキちゃんでした